12 月の犬山水生園での赤色はヘビノボラズの実に加えて紅葉です。
色彩がより鮮やかになりました。
【ヘビノボラズと紅葉】
今月は水生園でのボランティア活動はありません。
8 月に案内しました、八曽湿地でのヌマガヤ処理活動です。
穂が実る前 10 月に「犬山ふれあいの森グループ」の皆さんが刈り取ったヌマガヤを湿地の外に運び出す作業です。
ヌマガヤも刈り取りを毎年続けたことで、背高が年々短くなり今年は 50 ㎝程となり、処分量も少なくなりました。
【ヌマガヤの様子】
ヌマガヤも湿地の植物です。湿地が乾燥し草地化することで勢力を広げ、やがて湿地の大半がヌマガヤに覆われます。
ヌマガヤは一部の都道府県でレッドデータに指定されている植物ですが、八曽湿地では刈り取りし繁茂を抑制しています。
刈り取ったヌマガヤを片付けると、ハルリンドウの芽が出てきます。
この芽は冬季の寒さに負け地上部は枯れ、春には再度花芽を持って顔を出します。
今春も一面花を咲かせ、青い絨毯を広げてくれることでしょう。
【ハルリンドウ】
毎年、イノシシの侵入でハルリンドウは被害を受けます。
所々ぬた場が見られますが、ハルリンドウも場所を移し生き残っていきます。
【イノシシのぬた場】
本日の作業のヌマガヤ片付けは、通年ボランティアとして協力していただいている、「犬山マップの会自然観察部会」の皆様にも協力いただき予定通り終了しました。
感謝、感謝、感謝です。
(2021 年 12 月 8 日記)